K を n 次元 Euclid 空間 Rn の部分集合とします.
K の任意の2点 x,y を結ぶ線分 xy が K に含まれるとき
K は Rn の凸集合であると言います:
x,y ∈ K ⇒ xy = {(1-t)x+ty ; 0 ≤ t ≤ 1,t∈R} ⊂ K.
例えば, n-1 次元球体 Dn-1 は Rn の凸集合, 立方体は R3 の凸集合です.
また, Rn 自身も1つの凸集合です.
n-1 次元球面 Sn-1 は Rn の凸集合ではありません.
空集合は凸集合とみなします.
ここで気付いた人もいるかもしれませんが, ”凸” という漢字に注目して,
これを R2 の部分集合と思えば明らかに凸集合ではありません.
そんな訳で凸集合について上で述べたのように説明されても
”凸” のせいでそんな感じが余りしないのは私だけでしょうか?